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三国志物語-桃園の誓い

三国志演義の第1話となる桃園の儀にはいろいろな説があります。義勇軍募集の立て札を読みため息をつく劉備に対し、張飛が声をかける。その後意気投合し居酒屋で酒を飲んでいると義勇軍に参加しようとする関羽が飛び込んでくる。そこで関羽に話を打ち明け、3人は張飛の家の裏庭で話を進める。そして裏庭にある桃の木の下で義兄弟の契りを結ぶ。
これが「演義」でのお話です。

「ドラマ」ではこんな出会いになっています。
張飛が営んでいた肉屋で、宣伝として井戸のとてつもなく重いふたを持ち上げた者に保管している肉を進呈する、としていた。もちろんふたを持ち上げられる者はいなかったのだが、通りがかった関羽はそのふたを持ち上げてしまう。面白くない張飛は言いがかりをつけ喧嘩をはじめる。そこへ劉備が仲裁に入る。「ドラマ」ではここで桃園の儀となるのですが、ここから誰が長男になるか争う話もあります。

皇帝の血筋である劉備、年長である関羽、長兄になりたい張飛。結局張飛が「桃の木に飛びつき、一番高いところへぶら下がった者を長兄にする」との提案を採用する。結果的には張飛が最も高く飛びつき、次に関羽が、そして劉備はただ桃の木に寄りかかった。張飛は自分が長兄だと主張するが、劉備が反論し、「木は土から上へ伸びる。天空から下へ伸びる木があれば話は別だが、下から伸びるのなら頂上は木の根元になるはずだ」と言った。張飛はしまったと思い、結局劉備、関羽、張飛の順番に収まった。この話はよくわかりませんが、ともかくこれで順番が決まりました。

ただし正史には義兄弟になったとは書いておらず、また義兄弟という風習はこの頃まだありませんでした。しかし劉備、関羽、張飛は旗揚げ当時の主従関係として特別な仲であったのは間違いないです。