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瞿塘峡

 瞿塘峡『夔(キ)峡』ともいい、「三峡下り」の入り口-最初の峡谷であり、三峡の中で最も上流に位置しています。全長8kmで三峡の中では最も短くて狭いのですが、最も雄大で壮観な渓谷です。
 絶壁にはさまれた川幅は100m程しかなく、まるで細長い廊下を通り抜けているようです。秋には紅葉に覆われる南岸の白塩山、冬には白雪を頂く北岸の赤甲山がこの峡谷を挟み向かい合うことになり、格別な趣があります。瞿塘峡峡内には粉壁の石刻孟良梯倒吊和尚、風箱峡の懸棺葬棺、古代の桟道などの名勝旧跡が散在しています。

【孟良梯と倒吊和尚の昔話】

 北宋の時代、楊継業という武将が家来に裏切られ、その死骸が白塩山中腹の望郷台に埋められました。武将を慕っていた孟良という別の武将は、これを悔やみ、楊武将の死骸を取り返そうと決意し、毎晩小船を担ぎ瞿塘峡へ行くと、岩の絶壁上に鉄の杭を打ち、木の板をかけ階段を造ろうとしました(孟良梯)。ところがある時、対岸にある白帝廟の和尚がこれに気づき、孟良を脅かしてやろうと夜明けでもないのに鶏の鳴き声をまねると、白帝城の他の鶏たちも鳴き始め、声を聞いた孟良は階段をつくるのをあきらめて退散し、楊武将の死骸も取り返せないままになってしまいました。後に和尚のいたずらだったことを知った孟良は激怒し、その和尚を殺して、岩の絶壁に吊るしてしまったそうです(倒吊和尚)。