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都江堰

都江堰

【入場時間】8:30-17:00
【入場料】90元/人
世界文化遺産:2000年12月登録

都江堰(とこうえん)は、成都の西58kmに位置し、都江堰市に属します。成都から車で約1時間半です。
『岷江』という川が、この周辺を流れていますが、昔は岷江の本流がよく氾濫しました。紀元前256年、当時の蜀郡の太守『李氷』とその息子は、管轄している都江堰水利工事を着工させました。この工事の基盤となる支流は『魚嘴 (ユゥ・ツィ)』、『宝瓶口(パオ・ビン・コウ)』、そして『飛沙堰(フェイ・シャァ・イェン)』です。
『魚嘴』は岷江を二つに分けています。そのうち「外江」は岷江の本流で、洪水時に土砂混じりの激流がここを流れます。一方、「内江」は灌漑時に引水します。『宝瓶口』は河の水量を調節し、船の航行と灌漑に役立っています。また、「飛沙堰」は内江の過剰な水と土砂を外江に放流する役割があります。
名勝旧跡も少なくありません、494年に建立された李氷親子を称えた寺の境内では、二王廟入り口の高い楼閣から都江堰の全景を見下ろすことができます。
そして、宋の時代に造られた『安蘭吊橋』は、全長500メートルで、昔は竹で東岸と魚嘴とを結びつけましたが、明の時代に戦火で焼かれてしまいました。現在は修復され鉄筋製になっています。
都江堰は、2200年余りの時を経た今日でも、成都の治水、灌漑、産業用航路の機能を兼ね備えた中国古代の水利プロジェクトの賜物として役立っています。中国水利史上のみならず、世界の水利史上においても、自然を破壊することなく、自然を利用した潅漑事業の模範となっています。