●地理●
四川省楽山市、岷江(青衣江)と大渡河の合流点 (成都市より南方、約164km 車で2時間半)
(重慶市より西方、約300km、車で5時間)
●楽山大仏の大きさ●
「仏は一つの山、山は一体の仏」と言われ、まさに山と仏像が一体になっている仏像です。
楽山大仏は世界最大の磨崖仏と言われ、アフガニスタンのバーミヤン大仏より18メートル高く、日本人なら多くの人が修学旅行で訪れる奈良東大寺の大仏の全長が約15mというと、その大きさが想像できます。又、足の甲部分には100人ほどの人が同時に立つことが出来ます。
| 高さ | 頭 | 耳の長さ | 鼻の長さ | 目の長さ | 肩幅 |
| 71 | 14.7 | 6.72 | 5.33 | 3.3 | 24 |
●楽山大仏の観光方法●
① 遊覧船 約20人乗りの小船で遊覧。少し離れたところで停泊し(2回ほど)、全身の写真がとれます。
<所要時間> 遊覧約40分 ※観光ピーク時期には乗船のため並ぶこともあり。
※乗船した場所に戻り下船
② 大仏に登る 楽山に入場してその大きさを間近で体感!
楽山入り口で入場券購入→徒歩→凌雲寺→大仏頭部付近桟道へ→階段で頭部から足元へ→楽山大仏の真下から見上げる
→反対側の足元から頭部まで階段を登る→楽山出口へ
<所要時間> 約1時間 ※個人の徒歩ペースによります。
※楽山入り口は遊覧船乗り場から徒歩10分
※階段は一方通行の為、楽山入り口と出口は異なる場所になります。
●楽山の排水機能設計●楽山大仏の設計には実は精密巧妙な計算が!
仏像の髪の毛は髻の形だけのように見られますが、実は髻の形は水の流れがばらばら流れないように水路になっています。
そして、耳の後ろに0.5m、高さ1mの排水溝が設けられ、頭からの水を受けて川にながれていきます。
仏像の肩、胸の後ろにもそれぞれ二本の排水道があり、仏像の表面は空気がよく通るよう、石灰が塗装されています。
【凌雲寺】
建立時期:唐代
設 計:弥勒殿、大雄宝殿、海師殿から成り立つ
概 要:海師殿には海通和尚と大仏造像に携わった他の二名が祭られています。
歴 史:海通和尚は大仏を作る資金を集める為全国を托鉢しました。地方の役人がその資金を奪う為、「眼を片方譲らなければやめさせる」と
脅すと、海通は無言のまま眼を片方をくりぬいて差し出し言われています。
713年 仏の力を借りて、大仏建設開始するも頭から肩までの工事が完成した後、海通和尚はご遷化されました。その後、章仇兼瞻
と偉皋が遺志を引継ぎ、90年をかけやっと完成。人々は海通和尚らの故事に感動し、さらに寺院を建立しました。
【麻浩崖墓】崖に掘られた穴に埋葬する墓地
建立時期:後漢時代から南北朝時代まで
設 計:崖に穴を掘って墓室を造り、その中に棺桶を入れて、埋蔵
概 要:凌雲山の裏側にあり、後漢時代(約1800年前)の崖墓群。大小様々500箇所以上の崖墓は当時の四川省地区では代表的な崖墓群。
(当時の四川省では崖墓群は何万箇所とあった)
麻浩崖墓長さ200m、幅25m、各墓室の入り口や、壁や棺桶には数多い精緻な彫刻があります。
考古学調査によると、中国最初の仏像が残っていることから、仏教が西北のシルクロードのルートで中国に伝わったことのほかに、
インド~ミャンマ~雲南~四川という南方ルートで伝わったという可能性も示しています。