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三星堆博物館

【入場時間】08:00-16:00
【入場料】80元/人

三星堆とは?
中国内陸部長江上流域の四川省広漢市にある古代の遺跡です。1931年に発見されましたが、数十年に渡る学者達の努力により、遺跡の面積は12平方キロメートルで、古城の面積は3平方メートルと断定されています。
1986年には大量の金器、青銅器、玉器、陶器、象牙などが発掘され、世界的な話題になりました。これらの出土品を公開するために、1997年10月より約5年の歳月をかけ、巻貝のような博物館が20万平方メートルもの広大な敷地の中に建てられ、出土品の一部は海外にも巡回展示されています。
展示場面積は4000平方メートルもあり、千点以上の」展示物があります。特に注目されるのは、目が飛び出したような独特の造形の仮面「青銅縦目面具」や高さ3.96mもある「青銅神樹」、2.62mの「青銅立人像」などです。
これらは黄河文明とは明らかに異なっており、殷末に長江上流域で発達した文明の遺産とも推定されています。
1986年7月、レンガ工場の土取りによって、一号坑が発見されました。これは地面に約4.5×3.4mの長方形に坑を掘ったもので、深さは約1.5m、壁と底はほぼ垂直に整っています。中には、人頭像や大型の青銅製品や大型の玉器や、黄金の杖が入っていました。
二号坑は一号坑の東南約30米にあります。1986年8~9月発掘されました。坑の口は長さ5.3米、幅2.2~2.3米、坑の底は長さ5米、幅2から2.1米で、坑の深さは1.4~1.68米です。坑の中はほぼ3層に分けられています。最上層には象牙が坑全体を覆うように敷き詰められ、その下に大型の青銅製品“立人像”“人頭像”などが置かれ、最下層には小型の青銅製品や玉石器などが大量の草木の灰とともに投げ込まれていました。

黄金の虎形飾り
縦6.7m、横11.6m
虎の形をした金箔の装飾品です。もともとは他の器物の上に取りつけられた物のようで、前足と後足に小さな円い孔があいています。出土の時には、人頭像の中に子安貝などとともに入れられていました。

鳥の頭
鳥の頭を立体的に鋳造したもので、首が楕円形のソケットとなります。鉤状に曲がる鋭いくちばし、頭の大部分をしめる隅丸菱形の大きな目、後頭部で短く巻き上がる冠をもっています。後頭部に巻き上がる冠の形状からみて、イスワシと環得られます。くちばしや目に周囲のくぼみに朱が残っています。むかし、古代蜀の国では、山の国で出かけにはとても不便で、鳥のように自由に行ったり来たり出来ようと期待し、鳥を崇拝した考えられています。この鳥崇拝は新石器時代にさかのぼります。

立人像
三星堆の二つの坑からは、多数の青銅製の人頭像や仮面が出土していますが、全身をかたどった大型の像は、この一体のみです。まず、極度に痩身で、手が身体に比べて異様なまでに大きいのが印象的です。
顔の表情は、他の人頭像とほぼ同じであるが、より一層厳粛な雰囲気をただよわせています。太い眉のしたに、稜線をもつアーモンド形の大きな目が顔の約半分を占め、鼻の頭は三角形にとがり、口は大きく、固く結ばれた口元は少し下がっています。耳には雲気文が施され、耳たぶに耳飾りをつけたと思われる円い孔があけられています。

大型縦目仮面
太い眉、三角形に突き出た鼻、頬骨の形は人頭像に似ています。円柱状に著しく突き出た瞳が異常です。耳は上半部が牛耳のように大きく伸びて、耳の内側が窪みです。眉間に、長方形の孔があります。もとは立飾りを取りつけたものがあると思われていますが、今失われています。仮面の重さが100キロ余りあり、厚さは1センチにも満たないです。しかも、面部の鋳型は厚さが均一になるように、表面に合わせて裏面も凸凹しています。

三足土器
これは“蒸し器”の一種であり、最も古い鍋とも言われています。これは重慶方面の三峡地域で最初に発達した文化の特徴でしたが、約3000~4000年前に、既に成都方面に伝わっていました。当時の文化交流は非常に盛んで、また三星堆文化の人達の食生活の多様さが明らかにされてきました。

金面人頭像
稜線のあるアーモンド形の目、太い眉、シャープな頬骨、三角状の高い鼻、一文字に固く結んだ口、耳の後までつづいた角張った下顎などの顔面の特徴は、他の人頭像と共通します。しかし、頭部は異なり、頭頂が丸く、額との間には凸凹線、耳の上から首筋にかけては凸線と鍔状にせりだし稜線をもうけて区別しています。これには頭髪の表現とみる説と冠の表現とみるがあります。

黄金の杖
三星堆の金器は、殷周時代のものとしては驚くほど豊富で、多様、その加工技術も高いです。その中でも、この金製品は、その最高の水準を示しています。